4月の自動車国内生産6割減 震災影響、トヨタとホンダは過去最低に

http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011052790220940.html
自動車主要8社が27日発表した4月の国内生産台数の合計は、東日本大震災の影響で前年同月比60・1%減の27万9345台と大幅なマイナスとなった。トヨタ自動車とホンダは約8割減で、単月としては過去最低の生産台数にとどまりスズキがトップに立った。トヨタが首位から陥落したのは、日本自動車工業会自工会)のメーカー別統計が始まった1993年以降初めて。

 震災があった3月は、各社合計が57・5%減の38万7567台だったが、4月はさらに10万台以上減少。自工会の統計で過去最低の生産台数を2カ月連続で更新した。

 トヨタの国内生産台数は78・4%減の5万3823台で、3月の12万9491台の半分にも届かなかった。統計発表を始めた76年以降、単月では過去最低の台数で、輸出も79・3%減の3万1025台と最低だった。