スマホ500万台販売計画 シャープ、国内首位目指す

http://www.sankei-kansai.com/2011/05/21/20110521-053060.php

シャープは20日、スマートフォン(高機能携帯電話)の平成23年度の国内販売台数を前年度比で約2・5倍にあたる500万台超に引き上げる計画を発表した。米アップルを抜き、国内でシェア首位を目指す。このため、スマートフォン商品ブランド液晶テレビアクオス」と共通の「アクオスフォン」に統一して知名度を高める。

 5月からは、テレビとの連携を高めたスマートフォンなど新製品を順次投入して販売を強化する。

 一方、海外では、すでに発売している中国のほか、インドやブラジルなどの新興国や欧米などでもスマートフォンを展開し、事業を拡大する方針だ。

 スマートフォンの展開でアップルの「iPhone(アイフォーン)」に後れを取った国内メーカーだが、各社が追撃態勢を整えつつある。

 調査会社のMM総研によると、米アップルはスマートフォンの国内出荷台数シェアで平成21年度に72・2%を占めたが、22年度は37・8%とほぼ半減。昨年6月に参入したシャープは24・3%と国内勢で最大のシェアを獲得した。

 パナソニックは夏商戦に参入を決めるなど、国内メーカーの参入が相次いでいる。