探査機「はやぶさ」ギネス認定で記念式典

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20111217-OYT1T00717.htm

宇宙を60億キロ・メートル旅して小惑星から試料を持ち帰った探査機「はやぶさ」の活躍がギネスブックに載ったのを記念する式典が17日、京都市国立京都国際会館であった。

 中川文部科学相やギネス側代表が出席し、偉業が改めてたたえられた。

 式典では中川文科相が探査を指揮した宇宙航空研究開発機構川口淳一郎教授に、はやぶさが載ったギネスブックのページを納めた額を贈った。川口教授は「日本の宇宙開発50年の歴史が生んだオンリーワンを評価してもらった。若い人が将来、新しいことを始めるきっかけになれば」と話していた。

 はやぶさは2003年5月、宇宙機構が打ち上げた。小惑星イトカワ」に着陸して微粒子を採取、エンジン故障や通信途絶などのトラブルに見舞われながらも昨年6月13日に帰還。今年5月、ギネス世界記録に認定された。