中国で今、「カニ券ビジネス」なるものが大流行

http://news.nifty.com/cs/economy/economyalldetail/yucasee-20111008-9151/1.htm

本来、上海ガニは“鮮度が命”。死んだ蟹を食べると、ヒスタミン中毒になる可能性があるため、贈答品としては難しかった。ところが、チケット化することで、贈られた方は好きな時に電話一本で引きかえることができる。中国では中秋節に親しい人らに贈り物をする習慣があり、上海ガニ解禁時期と重なり、贈答品としてこの「カニ券」人気が爆発した。

 カニ券には「普通券」「精品券」「貴賓券」「尊券」など様々なランクがあり、価格は数百元違う。蟹と一緒に紹興酒や高級茶などをセットにしたカニ券もある。某カニ券販売者が提供する贈答品のうち、最も高いもので8880元(約10万円)。これは350グラムの雄、250グラムの雌それぞれ5匹と蟹酢、お茶のセットで、蟹1匹あたりの値段は約888元(約1万円)だ。