絶滅危惧種からiPS細胞、種を救う技術になるか

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2824424/7720152

9月5日 AFP】絶滅の危機にある動物から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作ることに初めて成功したと、米研究グループが4日、発表した。絶滅の危機にある動物を救うための研究になるかもしれない。研究は米科学誌「ネイチャー・メソッズ(Nature Methods)」に掲載された。

 研究チームの共同リーダー、米サンディエゴ動物園(San Diego Zoo)の遺伝学部門のオリバー・ライダー(Oliver Ryder)ディレクターは声明で「絶滅を避けるための最善策は種と生息地を保存することだが、これが常にうまくいくとは限らない」と述べた上で、「幹細胞技術は、ある種が仮に生息地から完全に消え去ったとしても絶滅しないで済むという希望を、多少なりとももたらしている」と語った。