国営新華社通信、江沢民氏の病死報道を完全否定

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=ap_NjIBfOwfg
7月7日(ブルームバーグ):中国国営の新華社通信は7日、江沢民国家主席が病死したとの最近のメディア報道は「全くのうわさ」にすぎないと伝えた。新華社の英語ニュースは1文だけで「当局からの情報源」を引用したとしており、それ以上の詳細には触れていない。

新華社は、どのメディアが江氏の死亡を伝えたかや、江氏の近況については報じていない。香港のアジア・テレビジョンは6日夜、情報源を示さずに、江氏が死去したと伝えていた。

1993−2003年に国家主席、1989−2002年に共産党総書記だった江氏は、北京で今月1日開催された党創建90周年の祝賀大会に姿を現さなかったことから、健康状態に憶測が広がった。

香港英字紙スタンダードは7日、現在84歳の江氏が、がんを患っていると報道。関係者の話としているものの、具体的な人名は挙げていない。香港の中国語新聞、東方日報は、江氏は糖尿病で心臓発作により死亡した可能性があると、情報源を示さず伝えていた。