将来230基増設の大建設ラッシュ!「中国原発」

http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20110523-01/1.htm
ご存じだろうか。中国では将来、原発を230基も建設するという。世界にも類のないケタ違いの計画だ。盗用・パクリが当たり前と言われるこの国で、はたして安全性に問題はないのだろうか。

「稼働中や建設中の原発については安全検査を徹底的に行なう。とにかく安全第一だ」

 今年3月中旬に開催された中国の全国人民代表会議(全人代)で、温家宝首相は「安全」という言葉を何度も繰り返した。中国でも福島の事故に対する関心が高いため、温首相は抑え込みに躍起である。

 2010年6月、香港メディアによって深圳原発放射性物質漏れを指摘されたが、中国側は「外部への影響はない」と発表した。それもあって、「中国の原発では放射能漏れ事故が頻繁に起きている」「情報統制が行なわれており、報道されないだけ」といった疑念が絶えない。だが、現在では世界中の国が大気中の放射線量をモニタリングしており、事故を隠すのは難しくなっている。最近では中国政府は、IAEAに報告義務のないレベル0、1の事象(外部へ放射性物質の漏れはない)でも情報公開するようになった。

 また、稼働中の原発は古くても85年着工であり、福島第一原発のような70年代着工の旧式とは世代が違う。

 現状では安全に運転されていると考えるのが妥当だが、真の問題はそれ以外にある。
http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/sapio-20110523-01/2.htm